学習会報告

平成23826日(土)「平成23年度 大阪市知的障害者育成会 地域活動・就労支援事業所協議会学習会」に参加してきました。

講師には大阪府立大学人間社会学部 三田優子氏が来られ「障害当事者の権利を守るための支援とは」というテーマでお話を聞かせて頂きました。

事例に基づいて話が進められ、間に参加者の意見や考えを発表する場もありいろいろ考えながらの学習となりました。

その中で、利用者から「権利ってなんですか?」と質問されたらどう答えますか?と問われました。何となく分かっているようで、けれどいざ答えるとなると・・・?何と説明すればいいのか困ってしまいました。まずそこが分かっていないと権利を守るための支援は難しく、権利侵害の予防から職員間で話し合い共通の理解を持たなければいけないと仰っていました。

そして、障害者本人たちの願いとして「私たちの思いを聴くことのできる職員になってほしい!」と話されていました。

「聞く→聴く→訊く」利用者とのコミュニケーションを深化させ、11回、23分でもいいので利用者の思いを心と体で最後まで聴く。職員も様々、利用者も様々、聴き方も様々。いろんな形があって良いのだと感じましたし、普段の何気ない会話や些細な事柄でもしっかり聴くことで、利用者が本当に困った時に相談したいと思ってくれる存在になれるようにしたいと思います。

とても有意義な学習会を有難うございました。